DDBの広告
米国VW社のアカウントがDDBに入ってきた時、セダンのクリエイティブ・チームはアートディレクターがヘルムート・クローン氏、コピーライターがジュリアン・ケーニグ氏ほか、ステーション・ワゴンのチームのアートディレクターには若手のジョージ・ロイス氏が…
初期も初期に創られたステーション・ワゴンのもの。ロバート・ゲイジ氏の秘書A・ラーマンさんが送ってくれたクレジットには、クリエイティブ・チームにはM・ヤコブス氏(多分、アートディレクター)だけが書かれている。写真家はW・ペイン氏。推察だが、セー…
「一日一善」という。"One day, one ad." ---「1日1広告」の作業を1日も欠かさずにつづけ、500日が間近い。「一日一善」になっていればいいのだが---。 フォルクスワーゲン・ステーション・ワゴン--- ご覧になったこともないような車長と車高です。 私たちは…
これも、オリジナルのフル・カラー原稿が行方不明。処女出版『フォルクスワーゲンの広告キャンペーン』(美術出版社 1963.6.15)のモノクロ・ブロックに収録していたのを転載。右のカラー写真は訴求のポイントを変えて何回も使われているものです。置き替え…
これも、オリジナルのフル・カラー原稿が行方不明。『繁栄を確約する広告代理店DDB』(ブレーン別冊 1966.10.1)のモノクロ・ブロックに収録していたのを転載。【おすすめ】この広告をカラーでご覧になりたい時は[ここをクリック]、現われたサイトの左端の…
車内はより広く。 フォルクスワーゲン・ステーション・ワゴンの室内は、在来のワゴンより大きく見えます。 そのとおりです。 外観は, より小さく見えます。 そのとおりです。 このことを、再確認してみて下さいませんか? あるご婦人が、これを非常にひと言…
これのオリジナルが見当たりません。『繁栄を確約する広告代理店DDB』(ブレーン別冊 1966.10.1)では、モノクロ・ブロックに収録していますが、このムックは、カラー・ページのブロックが極端に少なかったですからね。コストの関係でした。 「アイデアが汲…
1969年4月1日号『ライフ』誌に掲載されました。 チーム、まとめて面倒みますよ。 フォルクスワーゲンのステーション・ワゴンは、チーム全員で球場へ行けます。 選手9人、荷物15個、ボール、バット、ベース、くやし涙を拭くタオル。 1ガロンあたり平均で23マ…
1968年3月22日号の『ライフ』誌で見つけた広告。なんだか、色合いがポスト・モダン調ですね。 スーパーワゴン 変身したフォルクスワーゲンです。 値段はきリつめて、およそ2,650ドル。 燃費も1ガロンあたり約23マイル。 冷却水も不凍液を不要。 小さいセダン…
こっちは、お金で片づきます。 こっちだと勇気が必要。 ことし、新しいステーション・ワゴンを買おうとしている方たちをねたんでなんかいませんよ。 この中から選び出すんでしょう。ご同情申し上げます。 いちばん大きいのをお望みですか? どれだけお金を積…
私たちは、重荷のフロントを切り捨ててしまったのです。 フォルクスワーゲン・ステーション・ワゴンが、なぜ、切り落としたような形をしているかもうお分かりですね。 エンジンを後ろにもっていってしまったので、前のフロント部分がなくなったのです。 利点…
大きい彼から、いろいろと学びました。 私たちは、よいアイデアを見ても、借りないですますなどということはしません。 ですから、バスの長所をすべて備えたステーション・ワゴンという考え方には、抗しきれませんでした。 大きい彼から、いろいろと学びまし…
フォルクスワーゲン・ステーション・ワゴン 好きになるか、嫌いになるか---です。 VWステーション・ワゴンを絶対に買おうとしない人もいます。 お乗りになったことのない人たちです。 一方、一度でもお使いになったお客さまは、まあ、ほとんどお離れになりま…
フォルクスワーゲン・ステーション・ワゴンに、 ほんとに夢中なのですか? 気になさることはありません。 絶対的に夢中になるという必要はないのです。ただ喜んでゲームの先頭に立つ気持ちでさえいて下されはいいのです。 (それとまったく同じ種類の勇気が最…
奥方は、なぜ、このワゴンを買うこと承知なさらないのですか? 「まるで、バスみたいじゃない」 「あんまり魅力ないわJ こんな言葉をよく耳にないますか? お宅の奥方だけじゃないんです。ステーション・ワゴンがどんなにすばらしい車であるかをご理解いただ…
私たちは、ファニーな外見の車もつくります。 私たちは,かぶと虫のような車もつくります。 バスのようなステーション・ワゴンも---(みながそう言っています)。 しかし、それについて、ちょっと違ったふうに考えています。二つのフォルクスワーゲンは、まさに…
何を驚いていらっしゃるのですか?これまでに、ステーション・ワゴンというものご覧になったことがないのですか? 既成概念を破るということこそ、私たちの最も得意とするところです。 かつて私たちは、かぶと虫のような車を世に送りました。 そこで、フォル…
な、何です? よくぞ、訊いてくださった。 フォルクスワーゲン・ステーション・ワゴンですよ。 つまんないものを---って、なさけなそうな目でみないでください。 あなたが買うのをためらっていた、1トン近くのもあるものでも運ぶことができるんです。 現実的…
たくさん運ぶ? それなら、箱だね。 まず、何席かシートを。 後ろへ行けるように通路を。 天井にサンルーフを。 窓? 結果23、ドア5 塗装をほどこして、と。 結局、VWステーション・ワゴンになりました。 Got a lot to carry? Get a box. Now add a few seat…
「見て。ボクたち、尾行(つ)けられてるよ」 仲間から、キミは正しい---と認められるのは、いつだっていいものです。 全く正しい、と。 ちょうどそんなことが最近起きました。同業2社が「フォルクスワーゲン・タイプの」ステーション・ワゴンを発表したとき…
先行のVWビートルの助けを借りて、VW Station Wagonを訴求(その4) 【お断り】単語が2ヶ、潰れていて判読不能のため、意訳ということで。 ほかのフォルクスワーゲンの持ち主を見下ろしていらっしゃるVWの持ち主もあるみたい。 フォルクスワーゲン・セダンか…
先行のVWビートルの助けを借りて、VW Station Wagonを訴求(その3) 高いのが理想フォルクスワーゲソのステーショソ・ワゴンは、小さなVWセダンよりも9インチ長いだけです。にもかかわらず、最も大きな在来のワゴソよりも収容力があります。 どんなふうに? …
フォルクスワーゲン・セダン:スモールカー革命の始まりVフォルクスワーゲン・ステーション・ワゴン:歴史はくり返すか? ロゴをおかない広告があってもいいと、ヘルムート・クローン氏はときどき考えていた。もちろん、これのアートディレクターはジョージ…
長さはどっこいどっこいです。 この塗装仕事、私たちのステーション・ワゴンが私たちのセダンより9インチ長いだけってことを一目瞭然でわかっていただくためにやりました。 でもね、私たちのステーション・ワゴンは1トン近く運べます (私たちよりも4フィート…
観れば内容が了解できる前の2本--- [恋とドライブ][時速60マイル]とは異なり、この [700人の交通死]はアナウンスを聞かないと、なにを訴えようとしていているか、咄嗟には理解できないところがある。その意味では、明快さが特徴のDDB制作のTV-CMの中で…
このTV-CMも含めて、「あなたに生きていていただきたい」安全運転キャンペーンの担当アートディレクターだったレン・シローイッツ氏は34歳、コピーライターのボブ・レブンソン氏は38歳の働きざかりでした。会ってすぐに感じたのは、広告を変革してい…
このシリーズは、2008年2月3日に第22回をもって終えたつもりでいました。ところが広くもない書庫の隅から、講師定年を期に、38年間クラスを持っていたT美術大学の図書館へ寄贈したと信じていた諸資料の内、1960年代のニューヨークのクリエイティブ派の超傑作…
モービルの安全運転キャンペーンの紹介は、今回で、とりあえず、終わります。最終回に紹介するのは、担当したコピーライターのボブ・レブンソン氏---VWビートルの2年目からも担当---が、「わが思い出の自信作」にあげた1点です。 その経緯は、レブンソン氏と…
掲出した広告が20を越しました。このシリーズもそろそろ終わり時かも。それにしても、反響の少なさには、いささかがっかり。こんなものに精出しているぼくは、やはり、時代からずれた元コピーライターなのかも知れませんね。 マジソン街のほかの広告屋さんみ…
40年以上も前に米国で行われた安全運転キャンペーンを掲出しています。 今日の作例は、日本との交付条件が異なるようなので、抄訳としました。米国の条件を全部お知りになりたい方は、英文をお読みになり、コメント欄へご感想、ご意見をお寄せください。 何…