2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧
エンジンのパワーを3馬力増やした---だから、エンジンを取りはずして右に置いた。もっとも今回の主眼は3馬力ではない。3馬力はロー・ギアでの効果だから目に見えるものではない。 本来ならリアのフードを開き、エンジン・ルームを覗かせる。 が、閉めたまま…
このテ---外観が変わらないことを逆手にとって、読み手に軽く挑戦するVWビートルお得意の説得法。 有名すぎるのに"Lemon." があります。 " Can you name this car?" もみごとでしたね? 覚えていらっしゃいませんか? ま、いいでしょう。 挑戦された読み手…
今日は、つねには絶対にしないこと---コピーライターの(すでに隠棲している)先達として、提案を一つ。そう身をひかないで。お遊戯、おゆうぎ。 幼かったころからすでにして文章センスのあった君も、おばあさんやお母さんから「むかしむかし---」とか、"Onc…
暗雲が一つ、晴れそう。 住んでいるマンションの組合(組合員131)の理事(副理事長)に1月からなり、3月には行きがかりで、理事長にならされました。 そこで、「区分所有法」に抵触している組合規約を法にそうべく、会計監事を外部の専門家に委嘱でき…
・きのうときょう、順序が逆でした、ゴメンナサイ。 2倍の値段のVWのほうが安上がりです。 この主張は、法外でしょうか? (アクセサリーによって違いますが)約1,700ドルのVWのほうが、4年乗った850ドルの中古車よりも安上がりなのです。 信じられない…
・もう、50日以上もつづけてきました。 ここの前文はお書きになれましょう。 コメント欄に書き込んで、お助け代役してください。 これを所有していることのすばらしさの一つは、売る時。 フォルクスワーゲンの新車は、キーを回した瞬間から値が下がりはじめ…
笑わないで。 あなたにいわせれば、フォルクスワーゲンのパトカーなんて、こっけいきわまりないとお考えかもしれません。でもアラバマのスコッツポロの街では大まじめなんです。 警察で、H・L・ウイルカーソン巡査が、毎週6日間、狭い路地にはいりこんで、パ…
第?次編成かにあたるこのビートル・チームの打ち明け話---その後コピー・ディレクターになったジョン・ノブル氏、ニューヨークADCの「名誉の伝道入り」した故ロイ・グレイス氏のインタヴューやゴリラのCM撮影余話など、検索してお読みください。DDBとい…
3年前の1月13日に立ち上げた、データ・ベースもどきの装いをしたこのブログ---書き手側は1日も休まず、また、志のある方々の支援もいただけ、満41ヶ月目寸前の昨夜、ページ・ヴュー374,000を通過しました。 延べ人数159,400人。 ブームと…
みんなが、そんなことできっこないと言いました。 できっこないさ---と。 私たちは、やってみましたとも。神かけて。でもね、どんなにひねってみても、曲げてみても、フィラデルフィア76ers のW・チェンバレン選手をフォルクスワーゲンの運転席に押し込むの…
・3年6ヶ月---1,270余日、自分の都合では1日も休まずにアップしつづけてきました。 ところが、数日前のコメント欄にも予告した、(財)吉田秀雄記念事業財団から、同財団の季刊誌『アド・スタディーズ』に「米国マジソン・アベニュー黄金時代の広告」(…
この広告から8年ほどのちに、生産は打ち切られましたが、 いまだに、空冷ビートルを愛用しているファンが、日本にも数多くいます。 ニュー・ビートルも販売をやめたようですね。 そうだ、ニュー・ビートルの広告を[ニューヨーカー・アーカイブ]で捜してみな…
・ 広告界におけるDDBの功績は、もちろん、「正直なメッセージ」づくりであることに異論はありません。 が、ぼくは製品や企業に人格のようなものを与えた広告づくりも加えたいのです。 完璧な人間などいやしません。長所もあれば短所も持っています。そこ…
不思議な写真です。 精巧な修整、あるいは合成写真? 一撮としたら、どうやって撮ったのか? そういったことには一切触れない。 見る側が考えこむだけ、効果が高まるわけでしょうね。 部品がご入用ですか? 車の部品交換は、やりきれませんね。 しかもほしい…
・ 「品質」という、長く使ってみて初めて納得がいくものを、 どう伝えて、瞬間に納得させるか、 ---これが、ビ−トルのクエイティブ・チームの挑戦であったようにも思えます。 塗装に塗装を重ねます。 私たちがフォルクスワーゲンを塗装する前にしていることを…
・もう忘れてしまっている、フロア・チェンジの説得。 フロア・チェンジだと、奥方はこわがりますか? あなたの奥方と、フォルクスワーゲンが仲良くなるのを邪魔しているものが、フロア・チェンジだけだということを知っても、私たちはちっとも気になりません。 …
・ 質素なエンジンの単純なお話 これは、VWを動かすものです。 飾らない、質素なVWのエンジンです。 スーパ一・スカイロケット・スラストもターボ式給気器もついていません。発電所ではないのです。 これはご覧になっても、劣等感をお感じにならないでしょう(…
この広告は、1965年2月21日号の『ニューヨーカー』に載りました。 シリーズ最初の広告は1959年8月1日号でした。ほぼ6年といえる間に40回の広告が打たれました。 その成果は、下の数字となって結実しています。もちろん、製品の品質、サービ…
・ちょっと予測してみたら、ニューヨーカーには100余点しか出稿されていないみたいです。 ほぼ半分ほどきたわけですね。 アクセスなさっているあなたも、少々、飽きてきていらっしゃるのでは? でもね、クリエイターなら、創っている身になってみてください。…
昨日(中)、一昨日(上)につづき、47年前の処女自著・編『フォルクスワーゲンの広告キャンペーン』(美術出版社 1963.06.15)に付した解説の転載・再録です。 寿量(満80歳)の自祝と、お許しのほどを。 ★ ★ ★ フォルクワーゲン試験車X-93号 1台のフォ…
昨日につづき、処女自著・編『フォルクスワーゲンの広告キャンペーン』(美術出版社 1963.06.15)に付した解説の転載・再録です。 寿量の自祝を、お許しのほどを。 ★ ★ ★ (承前) '54型を'64型に見せるには---。 塗装し直してください。 ね? 来年のモデルみ…
もう、たびたび書いていますが、ぼくの処女編・著は『フォルクスワーゲンの広告キャンペーン』(美術出版社 1963.6.15)でした。 あれから47年経ったのに、いまだにこだわっているのは、その後、ビートルのシリーズが20世紀を代表するキャンペーンとして…
日本では、多くの製品が1980年代には特徴が酷似してきたから、ムード広告に走った---と一般にいわれていますね。 それで、ほんとうに、よかったのでしょうか。 バーンバックさんは、特徴のない製品は引き受けないが、もしそういう製品があったら、差を提…
・ファスト・バックの意味がわからないと、アイロニーが読み取れないかもしれません。形状なのか、型式なのか、機能なのか。 ただ、オールド・ビートルが他からの被害事故でダメになり、次に買ったのはファスト・バック・ワーゲンと呼ばれていたものでした。 この…
「〔便利な利器〕ではあるが〔カネ喰い虫だね〕」とは、オーナーの何パーセント---いや、半数近くがクルマにいだいていた、ひそやかな気持ちでしょう。が、「〔ステイタス・シンボル〕なんだから」と半ば誇らかに、ちょっぴり痛みに感じるようにはなっていま…
・それにしても、「家を大きく見せる」とは! それほど、当時の一部のアメリカ車は、どんどん巨大化の道を走っていたんでしょうね。 もちろん、巨大化していっていたクルマは、現実にはビートルのライヴァルではなかったのでしょうが、あえて、比較してみせた…
ただねえ,一枚ドアだからねえ、バイス・プレジデント・シートに1人きりの客をのせるならともかく、3人の客だと、Veepシートを前だおし、客のほうは狭い乗降スペースから不自由な乗り降りになる。 いまは、リア席にも安全ベルト装備だろうから、そのベルト…
アートディレクターが替わりました。これまで、ビートルの一般雑誌広告のほとんどの広告のアートディレクションを手がけていたヘルムート・クローン氏が、かつてDDBにいたこともある人気コピーライターのジーン・ケイス氏と組んで自分たちの広告代理店を創…
・ アメリカの常識として、翌年型の称号をつけた新車のマスコミへの発表は、9月下旬号から10月の号です。年を越し、自称している年型と世間の年号が一致してくると、飾り立てての値引き販売がはじまる。そのものものしさは、年増芸者の厚化粧に喩えられる(…
昨日、まとめた『ニューヨーカー』誌へ掲載の分を、年月週号でくくってみます。 1959年 (番号)←クリックで呼び出せます。 (No.) ← Click the No.. You'll see the article. (1) 1959.08.01 フォルクスワーゲンは変わるでしょうか? Is Volkswagen contemplati…