創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

[息抜きタイム](353)[ニューヨーカー・アーカイブ]によるビートル・シリーズ(49)

ちょっと予測してみたら、ニューヨーカーには100余点しか出稿されていないみたいです。
ほぼ半分ほどきたわけですね
アクセスなさっているあなたも、少々、飽きてきていらっしゃるのでは?
でもね、クリエイターなら、創っている身になってみてください。『ライフ』誌などに載った分も入れると70点は創られているんです。
さらに新しいのを、あと40点(じつは70点近く)も創る自信、ありますか?
「きびしい!」かったら、アクセスするしかありませんね?



パデューカでへばったら、どうします?


フォルクスワーゲンにだってそういうこともありえますよ。なんといっても、人間と同じですからね。
運がよければ、家から800kmのところでへばる---。パデューカ(ケンタッキー州)で---、あるいはブルーワー (メイン州)で---ケチカン(アラスカ州)で----。
悲劇!
でも、あなたは、幸運からほど遠くなっても、VWディーラーからは遠くなりはしないのです。今あげたどの町にもディーラーがあるのです。
(そのほかにも50州に804店もあります)。
VWのサービスがどんなにすてきかお知りになりたかったら、こわして私たちを呼んでごらんなさい。
部品も待たずに手にはいります。5,008の全部品が在庫されていて、いつでもすぐ間に合うのです。
そして、部品を改良する時は、古い年式のものにも合うように苦心してつくっています。ですから、たとえば、'64年型のクラッチは、'53年型のVWにもうまく合います。
しかも私たちの修理係は、クラッチ交換にまる1日もかかったりはしません (ほかの車だと彼だってそれくらいはかかりますよ)。
私たちの車は、2時間ですむようにつくられているんです。はかの修理だって早くすみます。
私たちは、毎週へばったとしても、ちゃんとできるようにフォルクスワーゲンをデザインしています。いや、そもそもは、へばらないように組み立てていますがね。


C/W
A/D

"The NEWYORKER" 1964.12.05
"LIFE" 1964.12.04




What if it poops out in Paducah?


A thing like that could happen, even to a Volkswagen. After all, it's only human.
And with your luck, it would happen at least 500 miles from home. In Paducah (Ky) or Brewer (Me), or Ketchikan (Alos).
Alas.
You may be for from happy, but you'll never be for from a VW dealer. We have one in each of those towns (and in 804 others in 50 states).
So if you want to find out how good VW service is, break down and call us.
You won't wait long, for parts. All 5,008 are on hand or on tap.
And when we improve a part, we try to make it fit our older cars too. So a '64 clutch, for instance, is right at home in a '53 VW.
And the mechanic won't need all day to install the clutch (the way he would for most cars). Our car is mode so the work only takes 2 hours. And many repairs are finished even faster.
Because we designed the Volkswagen as if we expected it to poop out every week. And then we built it so it wouldn't.


C/W
A/D

"The NEWYORKER" 1964.12.05
"LIFE" 1964.12.04