(358)[ニューヨーカー・アーカイブ]によるビートル・シリーズ(54)
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「品質」という、長く使ってみて初めて納得がいくものを、
どう伝えて、瞬間に納得させるか、
---これが、ビ−トルのクエイティブ・チームの挑戦であったようにも思えます。
塗装に塗装を重ねます。
私たちがフォルクスワーゲンを塗装する前にしていることを見ていただきたいと思います。
蒸気に浸し、アルカリ液に浸し、燐酸塩液に浸します。それから、中和溶液に浸します。
そのあと、青灰色の下塗り液に浸します。外も内もすっかり浸るまで---。
アメリカでは、ほんの1社がこうしているだけです。でも、この会社はフォルクスワーゲンの3〜4倍の値段をつけています。
(私たちは、経済車をつくる最良の方法は、十分にお金をかけることだと思っています。)
浸す作業が終わると、今度は、焼き、そして手で磨きをかけます。それから塗装するのです。また、焼き、手磨き。
もう一度、塗装。
それからまた、焼き。
そしたら、磨き。
3度も、塗り、焼き、磨いてんだから、もういいとお考えですね?
まだなんです。
C/W ジョン・ノブル
A/D ロイ・グレイス"The Newyorker" 1965.05.15
ジョン・ノブルとロイ・グレイスという新しいビートル・チームの お揃いインタヴュー。←クリック
After we paint the car we paint the paint.
You should see what we do to a Volkswagen even before we point it.
We bathe it in stearn, we bathe il in alkali, we balhe il in phosphoIe. Then we bathe it in a neutralizing solulion.
If it got any cleaner, ther wouldn't be much left 10 point.
Then we dunk Ihe whole thing into a vat of slate gray primer until every square inch of metal is covered. Inside and out.
Only one domestic car maker does this.
And his cars sell for 3 or 4 times os much
as a Volkswagen.
IWe think thaI the besl way 10 make on economy car is expensively.)
After the dunking. we bake it and sand it by hand.
Then we paint it.
Then we bake it again, and sand it again by hand.
Then we point it again_
And bake it again.
So after 3 times, you'd think we wouldn't bother to paint it again and bake it again. Right?
Wrong.
C/W John Noble
A/D Roy Grace"The Newyorker" 1965.05.15