創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ネクタイの結び方

隔週水曜のオフィスでの、始業10分間のクリエイティブ・センス・アップ・ミーティングは、ネクタイの結び方。 なにをいまさら---の感もないではないが、オフィスの大半を占めている男性クリエイターは、ネクタイなんか結んでいない。自由着。だから、モデ…

An interview with Mr.Jerry Della Femina (5)

Della Femina Travisano & Partners, Inc. President President <

(433)ジェリー・デラ・フェミナ氏とのインタヴュー(5)

【用法】かの京極黄門(藤原定家)の「和歌に師匠なし。只だ、旧歌(古歌)を以って師と為(な)す」とのたまいしも、道異(こと)にして理(ことわり)は同じかるべし。 久須見疎庵『茶話指月集』横井 清校注 東洋文庫『日本の茶書2』 (chuukyuu確:DDB…

An interview with Mr.Jerry Della Femina (4)

Della Femina Travisano & Partners, Inc. President President <

(432)ジェリー・デラ・フェミナ氏とのインタヴュー(4)

【用法】昨日の奇説は今日の常談なり。然らば即ち今日の異端妄説も亦必ず後年の通論常談なる可(べ)し。 福沢諭吉『文明論之概略』岩波文庫 (chuukyuuの疑問:DDBのアート・コピー=セッション方式による広告づくりを紹介して40数年たった。常識として…

An interview with Mr.Jerry Della Femina (3)

Della Femina Travisano & Partners, Inc. President President <

(431)ジェリー・デラ・フェミナ氏とのインタヴュー(3)

【用法】「何をお釣りになります?」カースルが訊いた。 「ニジマスかヒメマスだ」パーシヴァル博士は答えた。(少略) 「どちらの釣りがお好みです」 「それは実際のところ、味の好き嫌いの問題でない。わたしはただ、釣りそのものを楽しんでいる。----蚊針…

An interview with Mr.Jerry Della Femina (2)

Della Femina Travisano & Partners, Inc. President President <

(430)ジェリー・デラ・フェミナ氏とのインタヴュー(2)

【用法】松の間の花に題す たちならぶ かいこそなけれ さくら花 松にちとせのいろはならはで 武田信玄 (桜の花よ、松とならんで咲いていても千年も変わらない姿態を松に学ばないのでは、そのかいもないではないか)(『甲陽軍鑑』佐藤正英 校訂/訳 ちくま学…

An interview with Mr.Jerry Della Femina (1)

in 1969 or so Mr. Femina was 33-year-old Jerry Della Femina Della Femina Travisano & Partners, Inc. President chuukyuu Would you tell me about the establishment of this agency? Mr.Femina We started about two years ago. Two and a half year…

(429)ジェリー・デラ・フェミナ氏とのインタヴュー(1)

【用法】 子曰く、これを知る者はこれを好む者に如(し)かず。これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。 宮崎市定訳 子曰く、理性で知ることは、感情で好むことの深さに及ばない。感情で好むことは、全身を打ちこんで楽しむことの深さに及ばない。(『現代…

(428)ケイス・クローン社(了)

【用法】 「賢い人間なら小石はどこに隠すかな?」 それに対しのっぽの男が小声で答えた−−「浜辺でしょう」 小男はうなずき、ちょっと黙ってから、「賢い人間なら樹の葉はどこに隠すかな?」と訊く。 すると「森のなかですよ」と相手は答える。 (G・K・チェス…

(428)ケイス・クローン社(2)

【用法】苦い味をおいしく食べさせる料理人は最上、甘い味で人を喜ばせるのは最低だと、中国の古書にあると聞き、さすがに歴史の古い国かな、と感心させられました。(辻嘉一『料理心得帳』中公文庫)(chuukyuu言い換え:口当たりのいい広告は、未熟な消費…

(428)ケイス・クローン社(1)

【用法】凡(およ)そ戦いは、正(せい)を以(も)って合い、奇(き)を以って勝つ。故(ゆえ)に善(よ)く奇を出(い)だす者は、窮(きわ)まりなきこと天地の如(ごと)く、つきるなきこと河海の如し。 (『孫子 勢篇』講談社学術文庫)(chuukyuu言い…