tempoさんからメールが届いた。
「DDBのホームページに過去の作品が載っており、そこでVWのテレビCMも見ることができます。タイトルは『Funeral(葬式)』。
※DDBホームページでは、リニューアルのため見られなくなってしまいました。
ストックしてあったビデオからYoutubeにアップしました。
DDB.comトップページ >> 右上の「Our Work」 >> 「Heritage」 >> 「Timeline」 >> 「50´s」 >> 「VWの広告」をクリック。
CMの製作スタッフ…
artdirector: | Roy Grace(DDB) |
copywriter: | John Noble(DDB) |
director: | Haward Zieff |
producer: | Don Traver(DDB) |
演出監督のハワード・ジーフは、スチール・コーシャル・フォトグラファーからムービーへ転向して成功した人。
アートディレクターのロイ・グレイスは、この作品ほかで1986年にニューヨーク・アートディレクターズ・クラブから[名誉の殿堂]入り栄誉をうけています。
バック・ミュージックは「葬送行進曲」?
ロイ・グレイスとジョン・ノブルのDDBのVWアート・コピー・チームが、どんなふうにクリエイティブをこなしているかを語ったインタヴューは、7月5日から当ブログに連載します。
【音声の訳文】
墓地へ向かう高級車の列にかぶせて、死んだ富豪が自分の遺言状を読み上げる。
「私は、生まれつき健全な精神と肉体を持っています。しかして、以下のような遺言を残します。
まず、明日という日が来ないかのようにお金を使いまくっていたわが妻ローズには、100ドルと1枚のカレンダーを残します。
息子のラドニーとビクター---私が与えた10セント硬貨(ダイム)をすべて、風変わりな車と身持ちの悪い女につぎ込んでしまった2人には、10セント硬貨で50ドルずつ残します。
また、浪費が唯一のモットーであった仕事のパートナー---ジュールズには、なにも、なにも、残しません。
これまた1ドルの価値を心得ない友人たちと親戚には、1ドルずつ残すことにします。最後に甥のハロルド。彼はいつも「1セントの節約は1セントのもうけ」といい、「おや、まあ、マックスおじさん、フォルクスワーゲンを持つことは、誓って損にはなりません」と言っていた。
この子に、私の全財産10億ドルを残します」
遺言状の定型の書き出しにつづき、本文を読みあげる億万亡者の声の抑揚で、いろんな意味で痛烈な喜劇であることを感じとれるでしょう。
米国の視聴者は、見るたびにお腹をかかえて笑いながら人生の意味について考えたことと思います。
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