(468)シーヴァス・リーガルの広告(15)
きのうアップした画像の一つ、「払うのはあなただと分かれば、どんなスコッチ党でもシーヴァス・リーガルを選ぶってこと、ご存じ?」に触れて、hiroysato さんが、
>タバコにスコッチってハードボイルドのイメージがあるのですが---
とコメントされていました。この一言が触発、「そうだ、シーヴァスの1962年以降の広告が、米国の探偵もの作家たちに与えた影響ってのを調べてみるのもいいな」と思いました。
'90年代の10年間ほど、入力料を計1,000万円近く費やして1,700余篇の翻訳ミステリーから17万レコードの森羅万象を項目採集したことがあったんです。
あれに、シーヴァスの項目も立てていたから、どんな探偵(じつは作家)がこの一連の広告に影響されて、どんなふうに書いているか、検索してみても面白そうだな、せっかくの珍奇なデータなんだからと。
データは、こんなふう----
シーヴァスの特集中に結果発表を約束します。
ケチん坊 miser シリーズの第4弾!
こう、考えることにしたら。
シーヴァスが空になってしまったのではなく、
友だちが数人増えたのだって。
1969.3.15 『ニューヨーカー』
シーヴァス・リーガルを注いでもらっている時、「あ、もう、結構」と
言わせてはくれることって、まず、無い---と、思いませんか?
1969.6.21 『ニューヨーカー』
他のスコッチより栓を開けにくいように
思えるのは、
他のスコッチよりきつく栓をしめている
からなんでしょうな。
1970.2.14 『ニューヨーカー』
シーヴァスが減ってくるにつれて、
気前のよさも減っていきませんか?
1972.11.11 『ニューヨーカー』