創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

(582)ウルフシュミット・ウォッカのシリーズ(2)

昨日のつづき


ニューヨーカー・アーカイブ]より


参照】このシリーズの解説は、ウルフシュミット・ウォッカのシリーズ ()←クリック


       ☆     ☆     ☆


     
    「きれいで無邪気な、
 水のお嬢さん
 なんという自信屋さんだろう」
     
「ウルフシュミット。
 ほかのウオッカ
 こんなこと、
 あたし、
 しないわ。
 あなたの味は
 いかすから。」
   
     
  「あたしを
 ぎゅっと
 抱いてくれない?」
 


クレイジー・ウォーター(水がこんなに美味しかったことはない)

美味しい水、冷たい水、これぞ---「クレイジー・ウォーター」(ウルフシュミット・ウォッカ、水、氷にレモンを絞って入れる)ウルフシュミットは、純正でよき時代のウォッカ特有の微妙な味わいをもっています。水がこんなにおいしかったことはありません。え? 水はお嫌いですって? 好きになりますよ。


"The New Yorker" 1962.07.07




     
    "Pure,innocent
water.
What a setup."
"Woldschmidt,
I wouldn't do this with
any other vodka.
You've got taste."
   
     
  "Can you
squeeze me
in?"
 


”Crazy Water"(Water never tasted this good before.)


Delicous water cool water---Crazy water (Woldschmidt vodka, water, ice, lemon squeezed in).Wolfschmidt Vodka has the touch of taste that marks genuine old world vodka. Water nevertasted this good before. What's that? You don't like water? Now you will.


     
「プシュー、ウルフシュミット」  
  「どうだろうね、もの言うソーダときた」
「ねえ、仲良くしましょうよ。ウルフシュミット」  
  ウォッカとみれば、見境なく言ってるんだろう」
「あなただけよ。ウルフシュミット あなたの味、いかすんだもの」  
     
  「あたしを
 ギュッと
 抱いてくれない?」
     


ブシューッ:この夏は何かおいしいものを飲みたいとお思いますか?


ウルフシュミットで、プシューッと一杯おやりください! (ウルフシュミット・ウオッカソーダ、氷にレモンをしぼって入れる)ソーダがこんなにおいしく感じられたことはありません。ウルフシュミットだから可能なのです。ウルフシュミットは、純正でよき時代のウオッカ特有の微妙な味わいを持っています。おわかりですね?


"The New Yorker" 1962.07.28



「祝日のために正装するのって、あたし大好き。
あなたのお好きな方に、あたしを贈って---あたしがその方たちを楽しませてあげるわ。
あたし、美人だから歓迎されるわよ」
「その方たち、ウルフシュミットは、ほかの
ウォッカとは違うっておっしゃってよ。
彼の味はいかすって」
「キャロル、鐘の音、ひいらぎ、パーティー、」
すてきな友情。だから、あたし、
このシーズンがいちばん好き」
                        「フン!
                        バカな!」


はじめて私たちは、ウルフシュミットの2つの顔をお見せします。左のボウ・ブルンメル・ウルフシュミットは、クリスマスの完全なる贈り物という評判がもっぱらの、信じられないほどエ レガントなウオッカです。
右のプレーンな古いウルフシュミットは、バーの辺りに腰を落ちつけたり、風をさっと切ったりするのが好きな、ふつうの奴です。どちらをごらんになったとしても、ウルフシュミットは味があります。 (純正でよき時代のウォッカ特有の微妙な味わいです)

"The New Yorker" 1962.12.22