創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

(475)シーヴァス・リーガルの広告(22)


キャンペーンが始まって、上は10年目、下は13年目に掲載されたものです。すでに、一定数の断固としたシーヴァス・ファンを広告が作っていたようにおもいます。もちろん販売実績も年々、上がってきていたようです。というのは、広告費が年々増えています。『ニューヨーカー』では年間の掲載回数が増え、さらには、『スポーツ・イラストレイテッド』とか『フォーブス』『エスカイヤ』といったそれなりの固定読者をもった雑誌への出稿数も増えています。

ご存知のように米国は、全国媒体といったら、新聞ではなく雑誌なのです。
それに最近は、インターネットという全世界媒体が加わりました。


シーヴァスなどとても手が届かないとお考えかも知れません。
ところが実際には、数ドルしか違わないのです。



1973.4.7 『ニューヨーカー』




Chivas may seem beyond your rearch.
But it's actually only a few dollars away.


April 7, 1973 The New Yorker


写真スタジオにシーヴァス・リーガルを置いてたのが
間違いのもと。


1976.3.8 『ニューヨーカー』




It's hard to keep a bottle of Chivas Regal
around a photographer's studio.


March 8, 1976 The New Yorker

A/D Bea Feicler
C/W