[6分間の道草](463)シーヴァス・リーガルの広告(10)
「父の日」は、6月の第3日曜日なんですってね。
子どもとの縁が薄かったので、あまり意識したことはなかったのですが、『ニューヨーカー』の一連の広告をみるたびに、「世のお父さんたちは、そうなんだ」とおもいましたが、キミは贈られてますか?
父の日に贈るネクタイの
柄選びに自信がないのでしたら、
こんなふうにして
プレゼントしてみては?
みんながみんなペイズリー模様のネクタイ好きとは限りません。
でもシーヴァス・リーガルの嫌いなスコッチ党がいたら教えて
ほしいものです。
醸造者もあきれかえるでしょう。
シーヴァス・リーガルはなぜ確かな贈り物なのですか?
なんという愚問。
スコットランドのストランスラ・グレンリベットの古い醸造所で
つくられたとびきり上等のウイスキーでできていて、
気候に恵まれた高地地方で12年も眠らされているのですから
最高の贈り物にならない方がおかしいというものです。
幸せなことに、これらの条件をみたしているのは
シーヴァス・リーガルだけです。
他のスコッチもやっているのでしょうが、シーヴァスを
しのぐことはできません。
タイ(同点)にさえ並べないといったところが、現実です。
1965.06.12 『ニューヨーカー』
If you're not sure
of your taste in ties
for Father's Day,
wrap one this way.
Not every man cares for paisley print neckties,
but show us a Scotch drinker who doesn't like
Chivas Regal and we'11 show you a greatly
astonished distiller.
Why is Chivas such a sure gift?
What a foolish question.
Anything made of the finest Strathisla-Glenlivet
whiskies in an ancient Scottish distillery and
aged for twelve weather-fil1ed
Highland years would be a great giift.
Happiy for us", on1y Chivas Regal meets
al1 these conditions. Other Scotches may try,
but they can't surpass it.
So far, in fact, it isn't even a tie.
12 June 1965 『New Yorker』
お父さんに
高価な
ベルトを
贈りましょう。
1966.6.11『ニューヨーカー』
(見開き広告)
去年の父の日におすすめした
広告です。
でも、今年も
なお。
1967.6.10『ニューヨーカー』
そうですよ。
お父さんが、数ドル高いのにふさわしくないというんなら、
他にふさわしい人をあげてみてください。
1968.6.8 『ニューヨーカー』
息子の日があったとして、
数ドル余分に払うのを
お父さんがためらうと思いますか?
1971.6.5 『ニューヨーカー』
If there were a Son's Day,
do you think your father would think twice
about spending an extra few dollars on you?