創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

(106)ソニーテレビの広告(7)


DDBによるソニーのマイクロ・テレビの広告は、すでに5,6点掲出している。ところが、広くもない倉庫の隅から、すっかり忘れていた12,3点がでてきた。いまは液晶の大型画面がウリだが、40年ほど前、DDBのスゴ腕たちは、テレビの楽しい見方を独創していた。〔塀の内側〕ものは、映画でも小説でも見手・読み手を笑わせてくれるが、広告の出し手にとってはかなり勇気のいるシチュエーションである。これをOKした当時の米国ソニーの担当の方々の偉大なる勇気に拍手。タブーは破られるためにある。



塀の内側の人のためのサン・セット


外へ出ることを許されない人たちでも、サン・セットを愛することはできます。ブラック・スクーンは、屋外・屋内を問わず、同じようなシャープなコントラストを見せてくれます。黒はより黒く、白はより白い。交流(電燈線)でも直流(充電可能バツテリ)でも、同じように見ることができます。ですから、お出かけのときは、どこでもサン・セットをお持ちになれます。もちろん、あなたのサン・セットであることを確かめた上でのことにしてくださいね。ソニー



The Sun Set for Shut-ins.


Even people who can't get out can love a Sun Set. The black screen that give you shaper contrast outside dose the same job inside. You get blacker black, whiter white. And it runs on rechargeable batteries as wellas AC current. So if you ever do get out you can take the Sun Set with you. Assuming, of course, it's your Sun Set. Sony

すでに掲出したソニーの中から---再録(1)




訳文↓
Sony Side Show

The Sony for Sun-Lovers

The Sun Set