(84)モービルの安全運転キャンペーン(8)
2007年10月に、「レン・シローイッツ氏のスピーチ」の連載の中で4回ほど、モービルが1966年に創業100周年を記念し、社会還元事業として行なって、すごい反響を呼んだ安全運転呼びかけキャンペーンの数作品を紹介しました。
先日、倉庫から元の記録が出てきたので、項を改め、英文つきで掲載しています。
>>このモービル・キャンペーンにまつわる、「L. シローイッツ氏のスピーチ」
法的には異常者
外はみぞれまじりの雨で霧がかかっています。タイヤを通して、路面が凍っていることがわかります。
奥さんは怖がって、言います。
「スピードを落としてよ、これじゃあ気違い沙汰じゃないの」
「落とせって何をだよ。制限スピードは60マイル。こっちは50マイルで走ってんだぜ」
奥さんのほうが正常です。あなたが異常。スピードを落としなさい。
過去50年間、毎年こういった悪状況でのスピード運転が、致命傷となった交通事故の筆頭にあげられています。
去年1年間で、スピードの出しすぎによる事故は、死亡事故のうちの3分の1を占めました。
また、悪状況でのスピードの出しすぎは、すべての交通事故の原因の筆頭にあげられ、その結果は、車をぺちゃんこにしたり、背骨を折ったりと、いろいろです。
きっとあなたはこういう事実を今の今までご存じなかったでしょう。でも、もう違います。
法律に従い安全運転をすれば、決して事故など起こさなくてすむことがおわかりになったはずです。状況を無視してのスピードの出しすぎは、あなたを簡単に殺人犯にします。
モービルは100年以上もオイル関係の仕事をしています。私たちは、天候などお構いなしに気違いのようにスピードを出して走っていく車のヘッドライトの流れにもう馴れっこになってしまったようです。ですが稲光りを伴う土砂降りの時のこのライトの流れには、とても馴れるわけにはいきません。
モービル あなたに生きていていただきたい。
Legally Insane
It's sleeting and raining and fogging. And you can feel the ice under your tires.
Your wife is terrified.
"Slow down, you maniac."
"What do you mean, slow down. The sign said 60. I'm only doing 50."
Your wife is right, you maniac. Slow down.
Every single year, for over 30 years, driving too fast for conditions has been the leading cause of all fatal accidents.
Last year, driving too fast for conditions accounted for over one third of all fatal accidents.
Driving too fast for conditions is also the leading cause of all accidents, resulting in everything from a smashed-up car to a broken spine.
Maybe you didn't know all this before but now you know.
Now you know that driving legally and driving safely have absolutely nothing to do with one another. Driving too fast for conditions can get you killed easier than it can get you arrested.
We at Mobil have been in the oil business for over 100 years, and by now we're kind of used to crazy streaks of lightning passing our stations in all kinds of weather. But the frightening thunder that sometimes follows these crazy streaks of lightning-we never get used to that.Mobil We want you to live.