創造と環境

コピーライター西尾忠久の1960年代を中心としたアメリカ広告のアーカイブ

(43)フィリス・ロビンソン夫人とのインタヴュー(了)「コピーライターの必須条件」

            Mrs. Phyllis Robinson

DDB創業時からのコピー・チーフだったロビンソン夫人が、自らがやってきたよい広告づくりの要諦を、3つにまとめて語る。

製品を知ることが、コピーライターの必須条件

chuukyuu「良い広告をつくるためには、いくつかの『しなければならない』ことがありますね。広告人が配慮しなければならないことを…」


ロビンソン夫人第一に『しなければならない』ことは、自分が担当している製品を知ることです。表面的に知ったとしても、実際を知らなかったら、その興奮を書き、あるいは伝えることは不可能です。自らそれについての興奮を得ることがないと、他の人にそれについて話すことはできないはずです。
そう、あなたが実際には行かなかったすばらしいパーティのことを誰かに話すようなものね。
担当した製品やサービスについて、実際に知らなければなりません。それも、よく知ること。これが第一。


第二は、担当した製品について興奮を生み出すことができなければいけないということ。コピーがいっぱいの感嘆符でうまるとか、10歳の女の子のように興奮しなければならないとか、そんなことを言っているのではありませんよ。
コピーは退屈なものであってはならないし、誰も目をとめないようなものであってはならないのです。


第三は、今や、米国のほとんどすべての代理店が注目している明らかなことです、強烈な、視覚に訴える興味を引くものがなければならないということですが、これは必ずしも、絵を意味するものではありません。印象的で刺激的な形の配列です。
以上申し上げた、三つのことが重要なことです。