創造と環境

コピーライター西尾忠久の1960年代を中心としたアメリカ広告のアーカイブ

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ジャマイカ観光局・広告シリーズ(28・37)


先月、7月10日に西尾と筆談したときのメモが残っているので、少し紹介します。
ジャマイカ作品の文章構成について会話していたときのものです。
このとき、ブログの更新をお願いされました。
それまでは西尾本人が更新作業まで行なっていました。


ジャマイカは、ローゼンフェルドのポイント発見の面白さにあります。
コピーライターの目、アートディレクターの目、カメラマンの目の有機的な連動作用です。
これは誰が発見してもいい。共同体でつめていく新しい作業だったと思います。
これが個々の働きのようで、三人三様の発見の面白さ。
観光委員が用意したものの解釈もあるけど、ちょっと引いている。
その政府側を引いたところが面白いし、説得したところが更に面白い。


[参照]>>コピーライター、ロン・ローゼンフェルドとのインタビュー
 ※このインタビューで三人で三度ジャマイカへ取材に行っていることがわかります。


雨が降っても
だれも気に掛けません。
通り雨ですから、直ぐに止み、
むしろ、心地よいのです。
その上、傘は木に生えていますからね。


ジャマイカは、どうしてこんなに青々としていると思いますか。なぜ、こんなに緑に溢れているのでしょう?
傘に使う肉厚な葉の太いバナナの草木がどうやって育っているとお思いですか?
それは、太陽。そして雨のおかげです。
しかし、ジャマイカの雨は、すべてを分断してしまうような雨ではありません。ちょっと遮るだけです。
例えば、こんなふうに。
あなたがビーチにいるとしましょう。太陽の光を一杯に浴び、少しぐったりしてきました。時間は2時ごろ。ポツリポツリと雨が降り始めます。雲行きが怪しくなり急に雨が降り出します。
そこで、あなたは建物の中に入り、サッとシャワーを浴びて、ゆっくりとフルーツ・パンチを飲んだ後、散歩がてらビーチに戻ったころには、すっかりビーチは乾いていて、雨に濡れた花や灌木のいい香りが漂っています。
ね、気持ちいいでしょう。
だけど、ジャマイカでいつでも通り雨に遭遇できるとは限りません。
5、6、7、8週間と、長い日照りが続くことも多いのです。
でも、他にも水の恵みはあります。
ジャマイカは、周囲700kmを海に囲まれています。どっぷりと浸かれる海です。セイリング、シュノーケリング、何でもできます。
ジャマイカは、306本も川が流れています。歩いて渡ったり、魚釣りをしたり、カヌーを漕いだり、いかだ下りをしたり、ピクニックもできます。
ジャマイカは、滝も急流も池もあります。そして、ストレートで飲む、アルコール度75%の有名な水の恵みがあります。もちろんカクテルでも。 (五分の一に薄めたものはたった1ドル50セントでお持ち帰りできます。)また、強いお酒の後は、飲料用のピュアウォーターを飲むこともできます。水は、豊富にあります。蛇口をひねれば出てきますし、配管設備もしっかり整っています。52の良質なホテル、44のゲストハウス、128の貸コテージには、合わせて3,488のバスやシャワーが付いています。
実際のところ、ジャマイカに遊びに来る最大の理由は、すべて水の恵みに関係しています。
その他の理由については、ご利用の旅行代理店またはニューヨーク、マイアミ、サンフランシスコ、ロスアンゼルス、シカゴ、トロントのジャマイカ観光協会にお尋ねください。


C/W:
A/D:
Foto:


"LIFE" 1966.06.03
"The New Yorker" 1966.12.31
翻訳:木原夫人




When it rains,
nobody cares much.
Our showers are short
and sweet.
And umbrellas
grow on trees.


How do you think Jamaica gets so lush? So overgreen?
And how do you think we grow the plump banana plants that make the fat leaves that become the umbrellas we use?
Sun. And rain .
But our rain doesn't disrupt everything . It only interrupts.
It's like this.
You're on a beach. You've been soaking up sun and beginning to get limp. It's about 2:00. A trickle starts. A cloud bursts.
So you step inside, have a quick shower and a slow fruit punch and by the time you stroll back out, the beach is dry and the rained-on flowers and shrubs and trees have perfumed the air.
Mon, it make you feel so good.
You can't count on catching a Jamaican shower though.
Long dry spells are the usual thing. 5, 6, 7, 8 weeks at a time.
But there are other wetnesses.
There are 425 miles of sea around us. To drench yourself in. Sailing, snorkeling, you name it.
We have 306 rivers. For wading in, fishing in, canoeing up, rafting down, or picnicking by.
We have waterfalls, rapids. ponds, and a famous 150-proof wetness that you can take straight. Or mixed. (Or take home for only $1.50 a fifth.) Or chase with pure drinking water. We've plenty of that . From taps. And good plumbing. In 52 good hotels and 44 guesthouses and 128 rental cottages. With 3,488 showers and baths.
Actually, some of the best reasons to come to Jamaica are all wet.
For more reasons, see your travel agent or Jamaica Tourist Board in NewYork, Los Angeles, Miami, Chicago, San Francisco, and Toronto.


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文責:転法輪 篤