創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

(1030)ベスト・セレクション(225)

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今の★数累計です。


オーバックス新聞広告シリーズ(14)


オーバックスはデパートなんだから、骨董品(アンティーク)コーナーだって
あるのが当然……ってことを、つい忘れがち。
でもね、日本語で書かれる《アンティーク》と《untique》では、意味あいが
ちょっと違うみたい。《untique》業界では100年以上経ってないとこの言葉を
使わないが、日本では古めかしければ無造作に《アンティーク》。
「おれ、コピーライターの《アンティーク》」「違う、コピーライターの化石」



いらっしゃい、噛みつきゃしませんから。 (1963年)


約束します。あなたの貯金もたいして噛みとりゃしませんから。オーバックスの
装飾品・贈り物売場には、いままでご自分には手がでないとあきらめていらっしゃ
ったようなものが並んでいます。壁にかけたいようなすばらしいもの、クリスタ
ル・ドロップの壁掛け燭台、手彫りの鏡、象牙の彫刻など。青銅風の鋳物。古い名
作の複製。リモージュ磁器の年代もの食器、石とクリスタル象嵌のテーブル。
ユニークなハイボール用とオールド・ファッションド、マティーニのクリスタル・
グラスも。地図にのっている国の数と同数ほどの動物たち。この楽しい売場には
ほかに何があるでしょうか! 骨董品、浴室アクセサリー,寝室アクセサリー、
すばらしいたばこ入れ、カット・クリスタルの酒びん、ちゃんと動く古い時計など。
まだ何か? これらは3階です。ぜひ、いらっしゃい。噛みつきゃしませんから。



C/W ジュディ・プロタス Judy Protas
A/D
Foto
"The NewYork Times"



Come on in. We won't bite.