創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

(518)[ニューヨーカー・アーカイブ]によるシーヴァス・リーガルのシリーズ(83)


キャンペーンの立ち上がりの2〜3年は、シーヴァスの"ライト"な由縁(わけ)を、たくさんの言葉を使って、繰り返し、繰り返し、述べていました。いわゆる、DDB風の説得広告でした。
数年で、ヘッドラインだけで言い尽くす広告に変わりました。一つの広告では一つの意味だけを伝える---それでいて、ユニークな口ぶりなので、つい、ニヤリとして覚えてしまう---いわゆるシーヴァス流一言居士的スタイル。
(酒呑みに、くどい話は鬼門なんだッ、て---)
『ニューヨーカー』誌で捜して掲示しているのは、キャンペーンの重みのかさなり具合、飲み手の納得度の質的蓄積---つまりは売上高の変貌を読み取っていただくため。



良いものを選別することを教えてくれたお父さん。
教え甲斐があったと思わせてあげましょう。


C/W
A/D
"The NEWYORKER" 1977.6.13




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