(505)Best 10 ads of Mobil that chuukyuu chose (1)
こんどの連休、どこでお過ごしに?
23,000人の方はここでお過ごしになるかも。この連休、くれぐれも安全運転を。
モービル あなたに生きていていただきたい。
Where are you spending the Holiday?
23,000 drivers and passengers will spend it here. Drive carefully this weekend.
Mobil We want you to live.
1966年1月25日
この国にお住みの方々へ。
昨年、5万人もの同朋が道路上で命をおとしました。
私たちは、これはなんとかしなきゃあと思ったのです。
どれだけのことが私たちにできるかは、私たちにもわかりませんが、やってみなくちゃあということだはわかっています。
そこで私たちは、わが社の広告費を安全運転の呼びかけに使うことにしました。
生き残るため確実なヒントをお教えしましょう。
しかも、しつこく。
わかりきったことであろうとなかろうとおかまいなしに、 五体満足でいられることならなんでも書くつもりです。
私たちは、小言幸兵衛に徹するつもりです。
あなたが、車を弾丸を装填した銃のように扱うように、叱ったリ、嘆願したりするつもりです。
それで、1人の命でも助かれば、甲斐があったというものです。
ガソリンやオイルを売っているのだから、それだけの道義的責任を感じなきやあと思い、そうすることにしたのです。私たちは、皆さんに生きていていただきたいのです。 モービル
January 25,1966
Dear Americans:
About 50,000 of us crashed to death on the roads last year.
We want to do something about it.
We don't know how much we can help, but we know we have to try.
We plan to use our advertising dollars to talk about safe driving.
To give solid hints about surviving.
To drum it in.
To tell you some obvious and some not-so-obvious things we can all do to stay in one piece.
We want to be professional nuisances.
We will nag you and plead with you to treat your car as if it were loaded.
If only one person is helped, that's good enough for us.
We feel that there is a moral responsibility that goes along with selling gasoline and oil, and we mean to live up to it.
We want you to live.
Mobil
モービルはあなたに生きていていただきたい
They should have stayed in the lane they were in.
A Not-so-subtle remeinder for driving safty on the Memorial Day weekend from the Mobil Oil Corporation.
Mobil We want you to live
キャンペーンの解説;
モービル・オイルは、1966年から1971年1月までの5年間、「私たちは、あなたに生きていて欲しい」という安全運転キャンペーンを行った。 新聞・雑誌への種々のPR広告、そして4本のテレビコマーシャル。予算はおよそ850万ドル(当時の換算率で約3億円)。印刷媒体向けは、紙面の3分の2以上を劇的な写真にあて、文章がバランスよく配置されている。
出稿は、祝日などの連休前に集中的に行われた。内容のいくつかを紹介すると、勤労者の日(Labor Day)の前に掲載されたのは、カーブした坂道での追い越しの危険性を訴えたもので、見出しは「前の車のドライバーが後の車のドライバーを殺すには?」答えは、「徐行」。もっとも強烈だったのは墓石の写真に「誰だって、感謝祭の日のお母さんの手料理には遅れたくはないんですがね」と添えたの。
モービルは、自動車が増え始めた1923年から1927年にも、安全運転キャンペーンをやっている。
The Mobil Oil Corporation began its driver-safety "we want you to live" campaign in 1966. During the first five-year period, through January 1971, it ran some SO different public-relations ads in newspapers and magazines and four television commercials, at a combined cost of about 58.5 million. These dramatic advertisements featured a large photo which took up two-thirds of the space; the copy, or text, occupied the balance.
Some of these advertisements were scheduled to run just before long holiday weekeneds. One that appeared before Labor Day showed a line of cars driving up a hill on a curve. The second car was about to pass. The headline asked "How is the driver of the first car going to kill the driver of the second car?' The answer that began the body copy was, "By driving too slowly."
Perhaps the most dramatic of the series showed a tombstone in a cemetery for a man "who didn't want to spoil his mother's Thanksgiving dinner by beinglate." The stone bore the date, November 26, 1970 Thanksgiving Day.
Socony, Mobil's predCl;essor company, ran a similar safe-driving campaign from 1923 to 1927, in the days when automobiles were just beginning to multiply.
これは合成(トリック)写真です。
気でも違わなければ、10階建てのビルから車ごと飛び降りたりする人がいるわけはありません。
もっとも、もの好きな人もいるかも知れませんがね。
私たちが言いたいのは、もし時速60マイル(約100km)で車を運転していて、何かにぶつかったとしたら、10階建てのビルから飛びおりるのとまったく同じ結果を招く、ということなのです。それに、まったく同じ場所にも、つれていってくれます。死体置場へね。
私たち、モービルは、時速10マイルから15マイルでの運転をおすすめしているのではありません。
もし皆さんが、そうなさったとしても、なんにもならない---というのが悲しい現実です。ひどい運転は、悲惨な事故をひきおこすのです。それだけのことです。
ですから、その気があるなら、このことだけは覚えておいてください。スピードに関係なく頭を使って運転しないと、頭そのものをなくしてしまう可能性が十分だということです。
私たちの確たる主張はこうです。
私たちの仕事は、ガソリンとオイルを売ること。私たちは、世界でいちばんよい製品を製造していると思っています。そして、皆さんに私たちの製品を楽しく利用していただくよう万全の努力を惜しまないつもりです。
Mobil 私たちは、あなたに生きていていただきたい。
This is a trick picture.
Nobody is crazy enough to drive off a 10-story building.
Or are they?
The fact is, if you hit something when your car is doing 60 miles an hour, it's exactly the same as driving off a 10-story building, And it will get you to exactly the same place: the morgue.
We at Mobil don't expect you to drive atl0.or 15.miles an hour all the time.
The sad truth is, it wouldn't help if you did. Bad driving makes bad accidents. Period.
So if you remember anything, remember this: "you don't use your head at any speed, you're liable to lose it at any speed.
We have a vested interest in telling you this: Our business is selling gasoline and oil. We think we make the best products in the world, and we want to do everything we can to make sure that you'll be around to enjoy them.Mobil We want you to live.
【アナウンサー】このデモンストレーションはモービルの実験です。
私たちは、10階建てのビルの屋上に車を運び上げ、そこから落としてスーパーポイントをつかもうとしているのです。
時速60マイル(約100km)で車を走らせ、何かにぶつかった状態は、このように車を落としたのとまったく同じなのです。
(嘆き悲しむ人々)。
スピードを出して車を運転する時、こういうことも起こりうるということを思い出してください。
60マイルで走る場合、停止するためには366フィート(約100m)必要です。
ですら366フィートあれば事故は防げます。でなければ-----ご覧のとおりです。
私たちの仕事はガソリンとオイルを売ることです。ただ、私たちが望むのは、常に必要な停止距離をもっていてほしいということです。
Mobil 私たちは、あなたに生きていていただきたいのです。
TV-Commercial
アナ:このデモンストレーションはモービルの実験です。
私たちは、10階建てのビルの屋上に車を運び上げ、そこから落としてスーパーポイントをつかもうとしているのです。
時速60マイル(約100km)で車を走らせ、何かにぶつかった状態は、このように車を落としたのとまったく同じなのです。
(嘆き悲しむ人々)。
スピードを出して車を運転する時、こういうことも起こりうるということを思い出してください。
60マイルで走る場合、停止するためには366フィート(約100m)必要です。
ですら366フィートあれば事故は防げます。でなければ-----ご覧のとおりです。
私たちの仕事はガソリンとオイルを売ることです。ただ、私たちが望むのは、常に必要な停止距離をもっていてほしいということです。
Mobil 私たちは、あなたに生きていていただきたい。
「ひどく緊張した時、ドライブがほぐしてくれます」どれほど多くのドライバーが、その緊張ほぐしとやらのために毎日死亡しているか、誰も知りません。緊張は血圧の検査でわかるのですが、死亡してしまったドライバーの血圧は計りようがありません。また、死亡したドライバーの呼吸からでは緊張の有無を調べることもできません。
ですから、緊張による自動車事故はほかの原因による事故よりも多くのドライバーが死亡したり、不具になったりする<不法運転>という名の下に埋葬されなければなりません。
(1965年にはドライバーだけでなく5,000人以上の子供が自動卓事故で死亡しました)
そして、この自動車事故の最も悲しむべき要素は、2トン分のトランキライザー代わりに自動卓をお使いになるということです。まったく効き目がないことなのに。
それは、あなたの紫張を引延ばすだけなのです。肉体を使う運動の方がドライブより早く緊張をやわらげてくれます。その効果結も長続きします。長めの散歩をなさってごらんなさい。子どもの自転車を修理してごらんなさい。地下室を掃除してごらんなさい。車を洗ってごらんなさい。芝を刈ってごらんなさい。奥さんと一緒にくつろいでごらんなさい。
これらの運動やその他もろもろの運動の方がドライブよりも効果が高く、しかも効き目が早いのです。なかには、もっと楽しいものもあります。
とにかく、すべてドライブより安全です。
もちろん、あなたが緊張していてドライブを差し控えている時はわれわれモービルとしても、いつもより少な目のガソリンとオイルをお頒けすることにします。ですから、お互いに常に明日があるということこなります。
明日も、その次も---
モービルはあなたに生きていていただきたい。
"When I'm all tensed up, driving relaxes me."
Nobody knows how many drivers are kille every day by tension is usually diagnosed by checking blood pressure. And dead drivers, naturally, don't have any.
Nor can tension ever be detected on a dead driver's breath.
So car crashes caused bJl tension have to be buried under the heading of "Improper Driving"---which every hour kills and maims more drivers than any other cause. (And not oniy drivers.
ln 1965, automobile accidents killed over 5,000 children.)
And the saddest part about it all is that using your car as a 2-ton tranquilizer doesn't even work very well.It actually prolongs your suffrings. Physical exercise works faster than driving. And lasts longer.Take a long walk. Fix the kids bike. Clean up the basement. Wash the car. Mow the lawn. Make up with your wife.
All of these and a million other exercises work belter and faster than driving. Some are even more fun. All of them are safer.
Of course, if you stay away from driving when you're keyed up, we at Mobil many sell a little less gasoline and oil today. But then, for both of us, there would always be tomorrow.And tomorrow. And tomorrow.Mobil We want you to live.
運転している時のあなたが、本当のあなたです。
10分間、ある男の後について走れば、あなたは恐らくその男を雇うか、首にするか、その男と結婚するか、離婚するか、あるいは、そのまま続けるかということについて決定がくだせる筈です。
そして、あなたの後について走っている男についても、同様のことがいえるのです。
運転は私たちの中にある最上のものよりも最悪のものを明らかにするようです。
私たちは親友にさえ言えをいような秘密を見知らぬ人に暴露していることに怒るのです。あるいは私たち自身で認めているのです。
それがまず第-の段階ですね?
私たちはキーを入れる前に、自分自身をよく見つめて、もっと良くなれるんだということを認めるべきです。
ドライバーとしてだけではなく、人間として。
私たちは、変b者や精神異常者のことを話しているのではありません。ふだん車にのっている普通の人の話をしているのです。
あなたは、事故の大部分が、今まで事故を起こしたこともなく、ひかえ目なスピードで走っている、慣れたドライバーに起こるということを知るべきです。
事実、死亡者をだした事故のうち3/4以上は、家から10km以内の乾いた良い道路で起こっているのです。
前月この種の事故で、37,000人以上もの死者を出しました。57,000余の多くの死者は、自分勝手なドライバーによって死なさされたのでしょうか? それとも無作法をドライバーによって? あるいは、エレベーターやスーパーマーケットの中で人を押したお しのけたりするドライバーによって? あるいは、ドアを大きな音をさせて閉めたり、人の顔にたばこの煙を吹きかけるようなドライバーによってでしょうか?
わかりません。実地検証では、平常の礼儀作法のことには一言もふれませんから。
モービルは、あなたに生きていていただきたい。
You drive like the man you really are.
Drive behind a man for ten minutes and you can probably decided whether to hire him, fire him, marry him, divorce him or have him put away.
And it follows that he who follows you can make the same decisions.
Driving seems to bring out the worst in us more often than best.
We reveal secrets to strangers that we wouldn't tell to our best friends. Or even admit to ourselves.
So that's the first step, isn't it?
Before we fum the key, we ought to take a good , deep look into ourselves and admit that we could be better.
Not only as drivers. As people.
We are not talking about screwballs or maniacs. We are talking about everyday people doing everyday driving.
So, it's important for you to know that the great majority of accidents happen to our experienced drivers, travelling at moderate speeds, who never had an accident before.
Indeed, more than three-quarters of car fatalities occur on nice, dry roads within 25 miles of home.
Three-quarters of car fatalities last year added up to more than 37,000 dead people.
How many of the 37,000-plus deaths were caused by the piggish drivers? The rude ones? The ones who push and shove in elevators and supermarkets? The ones who are either slamming doors or blowing cigar smoke in your face?
We'll neither know. Autopsies don't tell us anything bout common courtesy.
We do know that driving is a chance for the good guys of the world to win for a change. Simply by setting a decent example.
The man who says " After you" is more likely to get where he's going than one who says " Nuts to you." "Nice guys may finish last. But they finish."
We at Mobil are not amateur psychiatrists or amateur preachers.
We are professional sellers of gasoline and oil. We see all kinds of people in our business and we want to keep seeing them.
Respectfully, we urge every driver on the road to take that good. deep look inside himself before the coroner dose it for him.
Mobil We want you to live.
Mobil
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【chuukyuuより】この[10選]は、11月20日のTCC(東京コピーライターズクラブ)でのchuukyuuのスピーチで資料として映写されるものです。スピーチのあと、その会場でCDとして販売されます。1000円前後の実費です。というのはスピーチへの参加は、TCCの会員にかぎられているため、会員以外の社内のクリエイターの方々にもスピーチの概要を知っていただくとともに、クライアントとの歓談のたたき台としていただけると、いささかでも貢献するのでは---と思いついた結果です。
CDは、事前に予約されたご希望者の数しか持参しません。
ご希望の方は、このブログのコメント欄に、その旨、お書き込みください。ハンドル名で結構です。
この2日のあいだに予約された方---お1人。