(195)[ビートルの広告](97)
シャトー・ラフイット・ロスチャイルド---知る人ぞ知る、ボルドーの極上の貴酒。存在することは知ってはいても、口にしたことのある人は、まあ、そうは多くないでしょう、ロールスやキャデのオーナーならともかく、ビートルのオーナーは、手がだせるワインの中の美酒を見つける知恵をもっていますからね。稀少美酒シャトー・ラフイットにビートルを仮託する---「とんでもないスノビズム」とダメをだすか、「オーナーの自尊心をくすぐるだろうね」と笑って認めるか---まさに、『創造と環境』の議題です。
私たちは年とともに熟成しています。
私たちは自らを自動車業界のシャトー・ラフイットー・ロスチャイルドと考えたいと思っています。
毎年、熟成・向上していねからです。
1949年以来、私たちは2,200回も私たちの小さな車を改良してきました。
昨年、エンジンをパワーアップし、ラゲッジ・スペースを倍近くにしました。
今年は、さらに29ヶ所も改良しました。
エンジンのノイズをおさえる方法を発明しました。
寒い季節にもっと効率よく走らせる方法を開発しました。
どんな天候下でもスムーズに走らせる方法を発明しました。
以下まだまだあります。
1948年以来、私たちはボディおよびシャーシーを1,000回以上も改良してきました。
1949年以来、私たちはエンジンおよびトランスミッションを1,000回以上も改良してきました。
向上を続けられた理由(わけ)は?
1949年以来、私たちは愚にもつかないスタイリングの変化には1分もさかなかったからです。
今ごらんになっているのが、その成果です。1972年型スーパー・ビートル
『スポーツ・イラストレイテッド』誌 1972年10月22日号
We improve with age.
We like to think of ourselves as the Chateau Lafite-Roshchild of the automolive world.
We keep getting better every year.
Since 1949, we've impproved our little car over 2,200 times.
Last year we gave it a more powerful engjn and nearly twice the luggage space.
This year we added 29 more improvement.
We found a way to keep engine noise down.
We found a wdy to make it run even better in cold weather.
We fouud a way to make it run even smoother no matter what the weather
And so it goes on.
Since '49, we've made over a thousand body and chassis improvements.
Since '49, we've made over a thousand engine and transmission improvements.
And the ereason for all this oprogress?
Since '49, we've spent absolutely no time making silly styling changes.
What you see is what you get. 1972 SUPER BEETLE
Sports Illustrated, October 22, 1972