創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

(26)リヴィパンの広告(3)

  Mr. William Taubin

DDBでは、古参のアートディレクターであるビル・トウビン氏は、たとえていうと、牛のような人。いつも茫洋として牧草をたべているが、その牛乳は濃くて新鮮---といって、トウビン氏が女性的というのではありませんよ。男っぽさは会った瞬間に感じます。



リヴィのパンを好きになるのに、ユダヤ人にならなきゃ…なんて法はありません

申し訳ない---このポスターのカラーの現物が見当たらないので、モノクロ写真で失礼します。でも、クリエイティブなあなたなら、色彩は容易に想像できますね。


リヴィのパンを好きになるのに、ユダヤ人にならなきゃ…なんて法はありません」 

このシリーズの紹介は、3つのことをぼくに強制します。

1.民族衣装でなく、ふだん着でマンハッタン区を歩いていて、かつ、人種が特定できるモデルをさらに10人種あげよ。
2.そのモデルの、嘘っぽくない笑顔を想像せよ。
3.女性モデルを使わない理由をあげよ。


>>(4)に続く。