創造と環境

コピーライター西尾忠久の1960年代を中心としたアメリカ広告のアーカイブ

(1108・1116)ベスト・セレクション(303・311)ジャマイカ(40・48)

ジャマイカ観光局・広告シリーズ(40・48)


次の日曜日、3月3日は西尾の創業した会社、アド・エンジニアーズ・オブ・トーキョーの創立記念日です。
1964年。東京オリンピックの行われた年に創業し、いまや伝説と化している、
原宿セントラルアパート(現在の東急プラザ 表参道原宿)にオフィスを構えていました。


去年はちょうど、西尾が入院していた頃で、病室からアドエンのお祝いをしたとコメントに書いていました。
オリンの広告シリーズを紹介していたころです。


オリンの広告シリーズは、以前から「まとめておきたい」とは言っていたものの、
企業広告としては非常によくできたもので、西尾曰く「虎の子」の作品でした。(つまり外に出したくなかった。)
また、未翻訳の作品もあり、すべてをアーカイブすることは体力的に難しいということで、
今までいくつかを紹介するだけに留めていました。


しかし、東海大学の佐藤汰さん始め、翻訳者のご協力も得ることができ、
念願のアーカイブを作ることができました。


オリンはその作品を見ればわかる通り、パッケージ、薬品、銃、金属など多岐にわたる商品を扱う会社です。
企業が買収を繰り返し、メガカンパニー化している現代においても、どのようなコミュニケーションをすればよいのかを考えるヒントになる作品群だと思います。



ジャマイカ人が獰猛な動物について
話しているのに耳を傾けてください。
牛の仲間なのですが、
気に入っていただけるはずです。


非常に獰猛で俊敏(若くてすばしこい子どもだけが群れを率います)、そして人間の身長ほどの大きさで、全身真っ白で、強面で、途方も無い動物を見ることになるでしょう・・・。
そのときは、6トンの牛肉に出会うでしょう、大きくて真っ白な。そしてあなたに色目を使ってくる。
私たちがお話するとき、話を面白おかしくしているんじゃないかと言うでしょう。悪口も、色も、大げさじゃないかって。
(それってウソ?)
いいえ、あなた方をがっかりさせることはありません。
例えば海で「夏に、グリーンピース・スープみたいに少し暖かいと感じます。しかし、冬にはビシソワーズのようにちょうどよい。」
山々が「とても険しくて、雌牛を飼うことはできません。これから減っていくでしょうね。」
少女たちが見ています「角に立って、目を太らせています。」
晦日には「素晴らしいパーティーがあります。とてもフォーマルでシック。宝石にティアラ、すべてビーチにあります。バレンシアガのドレスで、おへそまで砂に埋めます。」
鳥たちの保護区では「ミス・サーモンが毎朝4時に、鳥たちの食堂をオープンさせます。」
スープは「私たちは水を使ったスープなど、絶対に作りません。水はドリンクを混ぜるときだけのためにあるのですから。私たちはココナッツミルクを入れることから始めます。それから、底に沈んでしまうような、とても重たい小麦粉を練りものを放り込みます。ときどき、お気に入りのカニの爪も。そして、目がくらむほど、とても辛いカントリー・ペッパーを入れます・・・。」
会話は「川の流れのように。」
どのように、いつ、どこで会話の流れに入れるのかを知りたければお近くの旅行代理店またはニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、マイアミ、トロントにあるジャマイカ観光局までお尋ねください。


C/W:
A/D:
Foto:
"LIFE" 1967.05.26
"The New Yorker" 1967.11.18
"The New Yorker" 1967.12.02




Listen to a Jamaican
talking about
our ferocious Mysore.
It's the kind of bull
you'll love.


"They're incredibly fierce, and fast (only young agile boys lead them), and they're enormous, tall as a man, all-white and mean-looking, fantastic beasts, you should see ..."
And when you do, you see six tons of beef, enormous and all-white, alright, but making cow eyes at you.
Sometimes when we talk to you you'll find that we, let's say, embellish. Vilify. Color. Enhance.
(Lie?)
Let's say we don't bore you.
On the sea, for instance: "In the summer I always feel it's a bit warm, rather like green-pea soup. But in the winter it's, well, it's vichyssoise."
Our mountains: "Very steep. You can't keep cows. They'd fall off."
Girl-watching: "I stand on the corner and let my eyes grow fat."
New Year's Eve: " We've fabulous parties. Very formal. Very chic. Jewelry. Tiaras. All on the beach. It's Balenciaga dresses and sand up to your navel."
A bird sanctuary: "Miss Salmon, at 4 o'clock every day, she open her bird commissary."
Soup: "We never cook a soup with water, oh, no, water is strictly for mixing drinks with, no, we start with coconut milk, then throw in flour dumplings which are so heavy they sink to your toes and sometimes crab claws and I'm wild for them, and a kind of country pepper that's so hot it blinds you and ..."
Conversation: "We talk like rivers flow."
For how, when and where to jump into the conversational stream, see your local travel agent or Jamaica Tourist Board in New York, Chicago, San Francisco, Los Angeles, Miami, Toronto.


広告シリーズ総索引
The general index of advertising series


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