創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

(128)ジャック・ディロン氏とのインタヴュー(了)

     (DDB,副社長兼コピー・スーパバイザー)

コピーライターの採用基準

chuukyuu「コピーライターを採用なさる場合は、どんな点をチェックなさいますか?」
ディロン「コピーライターでもアートディレクターでも、最初から面接するということはしません。
まず、これまでの作品を置いて帰ってもらい、それをよく調べます。作品を見ていればその人となりがわかると考えるからです。
机の向こうにコピーライターを座らせ、作品の主旨を語ってもらってもいいのですが、その主旨というのが大体おきまりのものばかりですからね。
人の能力は作品によってのみ判定できるのです。
しかし、その作品が自分の能力のすぺてを表わしていないと思う人は自由にやればどんなものがつくれるかを示す試作を提出します。うちと同じ哲学を持っていることだってあるんですから。
私たちはこうして少数のコピーライターを仲間に入れ、さらにこの代理店の中で、私たちが求めているひらめきを持っている人を、コピーライターに登用してきました」

ジャック・ディロン氏とのインタビュー
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DDBのみごとなコピーライターたちとの単独インタヴュー(既掲出分)
デビッド・ライダー氏とのインタヴュー
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ロバート・レブンソン氏とのインタヴュー
(1)(2)(3)(追補)
ロン・ローゼンフェルド氏とのインタビュー
(1)(2)(3)(4)(5)(了)
フィリス・ロビンソン夫人とのインタヴュー
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ジョン・ノブル氏とのインタヴュー
(1)(2)(3)(4)(了)
ポーラ・グリーン夫人とのインタヴュー
(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(了)
スタンレイ・リー氏とのインタヴュー
(1)(2)(3)(了)