創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

(563)〔クラッカー・ジャッキング〕

2009年12月18日ボブ・ゲイジについて。ボブ・ゲイジとの対話](連結編を読みかえしていて、〔クラッカー・ジャッキング〕という言葉を発見しました。
これまで、見すごしていたのです。
読みかえしは、新しい発見をもたらしますね。


〔クラッカー・ジャッキング〕の説明をする前に、このTVコマーシャル[屋根裏]をどうぞ。



見終わったら、2009年12月16日ボブ・ゲイジの真実] ←クリックをお読みいただけますか。


そう、畏友・金子秀之さんにいただいたのです。
金子さん(仲間うちでは、ネコさん)からの手紙に、音声が小さいので、ボリームをあげてください---とありました。グーグルにあげてくださったatsushi さんが「どうも、ボリームがあがりません」と。


それで、〔クラッカー・ジャッキング〕を了解できたのです。
お分かりですね。[屋根裏]、音声がなくても、理解できたでしょう? 納得できたでしょう?


もう1本---すでに、何度もご覧になった[寝台列車]。
音声は、列車の走行音と、女性の悲鳴とクラッカー・ジャックの箱をふって中身の残量を確める音と、噛む音だけ。


http://www.youtube.com/watch?v=o4t3WnOYe-Y&NR=1
(↑クリック このカラーのTV-CMは埋め込み無効設定のためリンクのみ)


この、箱をふって中身の残量を確める音と、噛む音だけが、〔クラッカー・ジャッキング〕なんです。

世間のコマーシャルが特徴やなんかを、わいわい主張していたら、こっちは、だまって
〔クラッカー・ジャッキング〕。
みごとですねえ。
印象にのこりますねえ。
しゃべっているタレントが、バカにみえてきませんか?(おもわず、失言。取り消します)


chuukyuuのつぶやき
演じている喜劇役者ジャック・ギルフォード氏は、コマーシャルの中ではセリフなしですが、このブログをご覧になり、感傷なさったあなたには、セリフがあっていいんですよ。
コメント欄に、お感じになったことを一言、お残しください。

お友だちにも、覗くようにおすすめになってみてください。

その数によっては、クリオ賞のもう一つの、すごいコマーシャルをアップするかも。