創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

[息抜きタイム](251)ベター・ヴィジョン協会のシリーズ(11)

The advertisements for Better Vision Institute by DDB(11)



私は、定期的に目の検査を受けさせるためのキャンペーンがあると聞いたとき、私自身(と家内自身)について書くことで、このアイデアの推進を協力することができるだろうとかんがえたのです。
本当は、このことについては、アイデアでなく、法律がつくられるべきです。見るということは、運命のなすがままに任せておいてはいけないことの一つです。私にはチャンスがなかったのです。
私はピアニストという職業柄、いろいろな国へ出かけてきました。音と匂いとだけから判断するな、見るという世界は、じつにすばらしい世界であるに違いありません。私は、あなたが目の検査をしないから視力をうしなったなどと言っているのではありません。検眼なんてたいしたことではないのになぜそんなにおっくうがるんですか? わたくしにのようなものにとっては、見えるということはじつに感謝すべきことなのに、あなたのような方には選択の問題なんですね。 あなたは視力が完全だということを確認することができるし、検眼によって、もっとよく見えることが分かるかも知れませんよ。私にそんな選択の機会が与えられたらどうするか、私にはわかっています。


              ジョージ・シアリング




hiroyasato さんが、読みやすい原文を見つけてきて、コメント欄にあげてくださいました。


When I heard there's a campaign to get people to have their eyes examined regularly, I thought maybe I could drive this idea home by writing about it myself (with Mrs. Shearing's help). Really it should be a law, not just an idea. Seeing is one thing that shouldn't be left to chance. I know, I never had the chance.
But I have some idea of what I've missed. My career as a pianist has taken me to many countries. Judging from just the sounds and smells, it must be a unbelieveably exciting world to see. I'm not suggesting you'll go blind because you don't have your eyes examined. The chances are small but why take the chance? But when a person like me would be grateful to see at all, a person like you has a chance. You can assume you eyesight is all right. Or you can learn through examination that you might be seeing a lot better. I know what I'd do if I had the choice.


George Shearing


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毎日いただいている☆(水色の有料星と無料の日計を、昨年、9ヶ月間(ということは、毎日)カードにつけていました。
写真がそれで、お一人ずつ、数を記録しています。
一番上は12月31日---この日のように、(罰あたりにもいうと)がすくなければ記録に時間もかかりませんが、ときには集計に30分も要する日があります。
そんな記録より、コンテンツの作成に時間をつかいたいので、★取り表はやめようと何度もかんがえましたが、楽しみにしていらっしゃる方もあるだろうと推察して、今日まできてしまいました。まことに申しかねますが、記録者の手間もご推察のうえ、最大お一人10ヶまでにおとめいただくと助かります。→罰あたり。自分。