創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

[息抜きタイム](244)ベター・ヴィジョン協会のシリーズ(4)

The advertisements for Better Vision Institute by DDB(4)

このシリーズのコピーを担当ていたレオン・メドウ氏のインタヴューの一部。


chuukyuu「ベター・ヴィジョン協会のキャンペーンを書いていらっしゃいましたね? あれ、好きです」


メドウ「あれは、もう、書いていません。あの協会は、もう、広告をやっていないのです。あの組織の内部にいろいろ問題がありましてね、存在はしているのですが、活動は以前ほど活発ではないのです」




Interview with Mr. Leon Meadow


chuukyuu Are you currently working for the Better Vision Institute?


Mr.Meadow I an nolonger on the writing for Better Vision Institute since Better Vision Institute is no longer advertising. They have had a series of internal problems to meet. And at the present time, the Institute seems to be in dormant if not completely non-existent state.


ジョニーはなぜ読めないのでしょう?


彼は賢い子です。だれもがそう言います。でも読み方の時間になると往意力が足りないと、先生が言っています。興味がないようなのです。
家ではどうでしょうか? 彼は、急にイライラするようになりました。頭痛がすると訴えています。なぜでしょう? そうです、ジョニーの目は検査
 をする必要があるのです。それは単に視力の問題なのかもしれません。ジョニーのような賢い子が読み方が得意でないわけは、目に問題があることが非常に多いのです。
ジョニーは、なぜそのことを言わないのでしょう? 知らないからです。
みんなも自分と同じように見えているのだと思っています。そう思うのが自然でしょう?
あなたのジョニーはどうでしょう? 学校はもう始まっています。彼の目を検査をしてもらう申し込みをされたほうがよいのではありませんか?
(学校で受ける通りいっぺんの検査は役に立つこともありますが、多くの場合、視力の欠陥を発見するためには、十分とはいえないのです)
子どもたちはこの世界を、それが実際にあるがままの姿で見る権利があると私たちは思います。シャープな、明るい、すばらしい世界をです。
資格のある検査員なら、子供たちがこの権利をもっていることを確かめてくれます。ベター・ヴィジョン協会



青空の下の緑の草原で黄色に咲きみだれているデイジーの花が、こんなふうにしか見えていない米国人だって少なくはないのです。あなたはたった2対の目しかお持ちではない。年に一度は検眼をお受けになっては? ベター・ヴィジョン協会


This is yellow daisies in a green field against a blue sky look to many Americans.
You have only one pair of eyes. Have them examined once a year. Better Vision Institute


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to you

今年、一年のアクセスを感謝。
よいお年を!
       from chuukyuu


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