(481)シーヴァス・リーガルの広告(28)
ギフト(gift)とプレゼント(present)は、どう使いわけるのか、いまだに知りません。前者は多くの人たちの定例的な行為、後者は個人的な心情のこもった贈りもの---と分けているのは、ぼくだけなんかなあ。
「愛と恐怖の贈り物」---「愛」にはプレゼント、「恐怖」にはギフトとか貢物(tribute)が属しているのかなあ。
とにかく、シーヴァスは、喜ばれる贈り物としての印象を強めることからキャンペーンを始めたような印象をもっている。
ユーモラスに、こすっからく。
この数日---ギフト・シリーズの続編。
ボトルを贈れば ケースごと贈れば、
大いにありがたがられ。 あがめたてまつられる。
1976.12.20 『ニューヨーカー』
Give a bottle Or give the case.
and be highly esteemed. And be revered.
December 20, 1976 The New Yorker
シーヴァス・リーガルは、
開ける前から
胸が高鳴る。
この予感は有名な店の名が入っている宝石箱をあける瞬間にも増してすばらしいものです。
シーヴァス・リーガルだと、中味が必らず気に入ることがわかっているからです。
グレンリベットの谷のスコッチ。
スコットランド・ハイランド地方最古の醸造所(私たちはその所が有名であることに当然の誇りを持っています)で、
一滴一滴12年もの間熟成された、すばらしいウイスキー。
そして慣れきっているはずの私たちでさえ特別の喜びを感じるのです。
箱を開け、ボトルを取り出し、包み紙をとり、シールを破り、コルクをぬき、そして---
言葉なんていりますまい。
1965.4.24 The New Yorker
"You get a kick
out of Chivas Regal
before you even
open it."
This little anticipation may even be better than the instant before opening a jewel box with the right store name on it.
Because with Chivsas Regal, you know you'll like what's inside.
Scotch from the va1e of Glenlivet; from the oldest distillery in the Scottish Highlands (we own it with pardonable pride) and every drop agcd 12 year.
It's loveil whisky.
And though we're as used to it as man can be, we sti1l feel that special delight when we open the box. withdraw the bottle, unwrap the paper, break the seal, pull the cork and ...
There's really no use talking.